Hey Bro。ジムに通い始めたものの、空いているマシンを何となく使い、疲れたら帰る。頑張っているはずなのに、何を伸ばしているのか分からず、身体の変化も実感できない。そんな状態になっていないだろうか。
筋トレで大切なのは、種目を増やすことではない。まず、自分が積み上げていく「軸」を決めることだ。その軸として覚えておきたいのが、ベンチプレス・スクワット・デッドリフトの「BIG3」だ。
この記事では、BIG3とは何か、それぞれどこを鍛えるのか、初心者はどのように始めればいいのかまで順番に解説する。
種目選びに迷う時間を、基本を積み上げる時間に変えていこう。では、はじめよう。
男磨きラボ代表 Leo王道(BIG3)を極めるほど、身体は応えてくれる。その先に、自分史上最高の身体が作り上げられる。
| この記事の要点 |
|---|
| BIG3は、ベンチプレス・スクワット・デッドリフトの総称。複数の筋肉を使う、身体づくりの基本種目。 |
| 初心者は重量を競う前に、設備の使い方と基本動作を覚える。身体の状態に合わせた代替も取り入れる。 |
| 重量・回数・フォームを記録し、回復状態を見ながら少しずつ負荷を調整する。 |
| BIG3を軸に、必要な補助種目・食事・睡眠を組み合わせる。種目を決めることと、それだけに固執することは違う。 |
筋トレBIG3とは|ベンチプレス・スクワット・デッドリフト

BIG3とは、ベンチプレス・スクワット・デッドリフトの3種目を指す。いずれも複数の関節と筋肉を使う「コンパウンド種目」と呼ばれるトレーニングだ。
筋トレの中でも、長く使われてきた王道の基本種目である。胸・下半身・背中を大きく使いながら、全身の土台を作っていける。
ベンチプレス|胸を中心に上半身を鍛える
ベンチプレスは、ベンチにあおむけになり、バーベルを胸の方向へ下ろして押し上げる種目だ。主に大胸筋を中心に、上腕三頭筋や肩の前側を刺激する。
胸に厚みが出ることで、Tシャツやシャツを着たときの上半身に立体感が出やすくなる。腕や肩も使うため、上半身全体の押す力を鍛えたいときにも取り入れやすい。厚い胸板と、力強い上半身を作りたいなら軸にしたい種目だ。
スクワット|太もも・お尻など下半身を鍛える
スクワットは、股関節と膝を曲げてしゃがみ、そこから立ち上がる種目だ。BIG3では一般に、バーベルを背中側に担ぐバックスクワットを指す。主に太ももの前側やお尻を中心に、下半身全体を刺激する。さらに、上体を支えるために体幹も使われる。
脚やお尻を鍛えることで、下半身に厚みが生まれ、全身のバランスも整いやすくなる。細い脚ではなく、土台のある力強い身体を作りたいなら欠かせない種目だ。
デッドリフト|背中・お尻・もも裏を鍛える
デッドリフトは、床などに置いたバーベルを持ち、股関節と膝を伸ばしながら立ち上がる種目だ。主にお尻・太ももの裏側を使いながら、背中や体幹にも大きな負荷がかかる。
身体の後ろ側を広く使うため、背中の厚みやお尻、もも裏までまとめて鍛えやすい。正面からだけでなく、横や後ろから見たときの身体の印象にもつながる。背中に厚みを出し、後ろ姿まで力強くしたいなら取り入れたい種目だ。
3種目の役割を整理すると、次のようになる。
| 種目 | 基本となる動き | 主に使う部位 |
|---|---|---|
| ベンチプレス | 胸の前から押す | 胸・腕の裏側・肩の前側 |
| スクワット | しゃがんで立つ | 太ももの前側・お尻など |
| デッドリフト | 股関節を使って引き上げる | お尻・太ももの裏側・背中など |
スクワットとデッドリフトでは、どちらも下半身や体幹を使う。「脚の日と背中の日だから疲労は重ならない」とは考えず、メニュー全体で負担を見ることも覚えておこう。
筋トレにBIG3を取り入れるメリット|身体づくりの基本を積み上げやすい

BIG3の魅力は、大きな筋肉を使えることに加え、継続して取り組む軸を作りやすいことにある。毎回違う種目を選ぶ状態から抜け出すと、何を練習し、何を記録し、次にどこを改善するかが見えやすくなる。
複数の筋肉を使う動きを、まとめて練習できる
ベンチプレスでは胸と腕、スクワットでは太ももとお尻というように、BIG3では複数の筋肉が協力して重りを動かす。
仕事や家事で時間が限られる人にとって、主要な種目を決めて取り組めるのは使いやすい。ただし、準備や休憩も必要なので、必ず短時間で終わるという意味ではない。
また、3種目で全身のすべての筋肉を十分に鍛えられるわけでもない。背中を引く動きや肩など、目標に応じて補う部分は出てくる。まず土台を作り、必要なものを足していく。そう考えると整理しやすい。
取り組む種目が決まり、トレーニングの軸を作れる
ジムに着いてから「今日は何をしよう」と考えると、空いている器具や気分でメニューが決まりやすい。そこで、「今日はスクワットとベンチプレスを練習する」と先に決めておく。必要な準備も、確認するフォームも明確になる。
毎回ゼロから選び直さず、同じ動作へ戻ってこられる。それによって、前回の課題を次の練習へ持ち越せるようになる。種目を固定する価値は、改善を続けられることにある。
重量・回数・フォームを記録して、成長を確かめられる
「今日はきつかった」は感想になる。一方、「前回と同じ重量で、姿勢を崩さず最後までできた」は、次につながる記録だ。
成長は、重量の増加だけではない。同じ重さを安定して扱える、予定した回数をそろえられる、動作のばらつきが減る。こうした変化も、練習を重ねた成果になる。
鏡の変化がまだ小さくても、記録を見れば積み上げが分かる。見た目と動作の両方を確かめることで、その日の気分だけに振り回されにくくなる。
初心者こそ、あれこれ手を広げる前にBIG3を軸にしよう
ジムには魅力的な器具が並んでいる。胸も腕も肩も鍛えたいし、見たことのないマシンも試したくなる。その気持ちはよく分かる。
だが、種目を増やし続けていると、何を伸ばすためのトレーニングなのかが曖昧になりやすい。だから私は、初心者こそ、BIG3のような基本種目を軸にしよう。
2026年のACSMの声明は、健康な成人の筋力トレーニングに関する137件の系統的レビュー、延べ3万人超の参加者を含む研究を整理している。器具の種類について、マシンかフリーウェイトかという違いが成果を一貫して左右するとは結論づけていない。大切なのは、目的を持って選び、続けて改善することだ。
| 取り組み方 | 考え方 |
|---|---|
| BIG3を軸にする | 基本動作を練習し、重量・回数・フォームを継続して確認する |
| マシンを組み合わせる | 鍛えたい部位や動作の習得状況に合わせて使う |
| 種目を変更する | 痛み、設備、目標の変化など、理由を持って調整する |
| 毎回何となく変える | 比較する基準が定まらず、前回の課題を引き継ぎにくい |
身体の状態によっては、マシンやダンベルから始めたほうが取り組みやすい。軸を持つことと、バーベル3種目に固執することは別だ。
初心者向けBIG3の始め方|重量より先に覚えたい5ステップ

初心者が最初に目指すのは、重いバーベルを持ち上げて周囲に認められることではない。自分で安全に準備し、狙った動きを繰り返せるようになることだ。
その土台ができてから、少しずつ負荷を上げていく。順番を守れば、何を練習しているのかも見失いにくい。
① 設備とセーフティの使い方を確認する
初めて使うラックやベンチでは、バーの位置やセーフティの高さを確認する。とくにベンチプレスとスクワットは、挙げられなくなったときの退避方法まで覚えておこう。
❌ 周囲の人と同じ設定で始める。
✅ 自分の体格に合わせて設定する。
② 軽い負荷で基本動作を覚える
最初から重い重量を扱う必要はない。安定して同じ動きを繰り返せる負荷から始め、慣れてから少しずつ増やそう。
❌ 見よう見まねで重量を増やす。
✅ 軽い負荷で動作を確認してから増やす。
筋トレも「これなら続けられる」というラインから始める。行動を小さくして継続につなげる考え方は、スモールスタートの記事で詳しく解説している。
③ 自分に合う重量・回数・セット数を決める
重量は、他人の記録ではなく、予定した回数を正しい姿勢と動作で行えるかを基準にする。初心者なら8〜12回程度をひとつの目安にし、フォームが崩れるなら負荷を下げよう。
| 確認すること | 重量や回数を見直す目安 |
|---|---|
| 姿勢 | 終盤になると大きく崩れる |
| 動作 | 反動を使わないと続けられない |
| 動かす範囲 | 重さに負けて急に狭くなる |
| 余裕 | 最初のセットから限界になる |
| 身体の感覚 | 筋肉の疲労とは違う痛みが出る |
❌ 初心者の平均重量に合わせる。
✅ 今の自分が安定して扱える負荷から始める。
④ ウォームアップと休憩まで含めて考える
いきなり本番重量を持たず、軽い負荷からその日の動きを確認する。セット間も、次のセットで同じ動きを再現できる状態まで休もう。
❌ 休憩を削って追い込む。
✅ 次のセットを安定して行えるまで休む。
⑤ 記録をもとに、次回の重量と回数を決める
トレーニング後は、重量・回数・その日の感覚を記録する。数字だけでなく、「余裕あり」「最後にフォームが崩れた」と一言残すと、次回の負荷を決めやすい。
| 今回の記録 | 状態 | 次回の方針 |
|---|---|---|
| 同じ重量で8回・8回 | 姿勢が安定し、余裕がある | 同じ重量で回数を少し増やす |
| 同じ重量で10回・10回 | 安定して達成できる | 最小限の増量を検討する |
| 同じ重量で8回・6回 | 後半で動作が崩れる | 増量せず負荷や休憩を見直す |
| いつもの重量が重い | 疲労や睡眠不足がある | 負荷やセット数を減らす |
❌ 重量が増えなければ失敗と考える。
✅ 回数・フォーム・回復も含めて成長を見る。
同じ重量を前回より安定して扱えたなら、それも成長だ。
見た目を変えたいなら、身体の写真やウエストも残しておこう。写真は照明・姿勢・撮る場所をそろえると比較しやすい。体重も、できるだけ同じ条件で測る。挙げる重さの変化と、身体の変化は、別々に確かめる。両方を見ることで、自分の目的に近づいているかを判断しやすくなる。
BIG3のメニューの組み方|生活と回復に合わせて続ける

理想のメニューを作っても、生活に収まらなければ続かない。最初に決めたいのは、現実に通える日と、翌日に残せる余力だ。
以下は動作に慣れ始めた人向けの導入例になる。初回のフォーム指導では、すべてを終えることより、扱える種目と負荷を確認することを優先しよう。
通える日数から、無理のない予定を立てる
まずは週2回など、実行できる予定から始める。主要な筋肉を週に少なくとも2回鍛えることは、ACSMの最新の一般向け案内でも重視されている。ただし、各回でBIG3をすべて行う義務という意味ではない。
例えば、月曜と木曜に通えるなら、間に休む日を置いて次のように組める。
| 曜日 | 種目 | 回数・本番セット数の例 | セット間休憩の目安 |
|---|---|---|---|
| 月曜 | スクワット | 8回×2セット | 2〜3分。必要なら延長 |
| 月曜 | ベンチプレス | 8回×2セット | 2〜3分。必要なら延長 |
| 月曜 | デッドリフト | 5回×1セット | 準備のセット後、十分に休む |
| 木曜 | デッドリフト | 5回×2セット | 2〜3分。必要なら延長 |
| 木曜 | ベンチプレス | 8回×2セット | 2〜3分。必要なら延長 |
| 木曜 | スクワット | 軽い負荷で8回×1セット | 準備のセット後、十分に休む |
これは練習量を抑えて始めるための編集上の例であり、この組み合わせが最適だと検証されたプログラムではない。ウォームアップは別に行い、どの種目も限界まで追い込む設定にはしない。
デッドリフトを少ない回数にしているのは、この例では一回ごとの開始姿勢を確認しやすくするためだ。少ない回数だから重くする、という意味でもない。さらに、背中を引くローイングやラットプルダウンなど、目的に応じた補助種目を検討する。導入の練習量に慣れたら、回復と成果を見ながら調整していこう。
同じ日に行う場合と、別の日に分ける場合
3種目を同じ日に行えば、少ない通ジム回数でも、各動作を練習しやすい。一方、後半の疲労で動作が乱れるなら、詰め込みすぎだ。
別の日に分ける方法もある。例えば、ある日はスクワットとベンチプレス、別の日はデッドリフトと上半身の補助種目にする。分けた場合は、週全体で各部位をどれだけ練習できるかも確認する。
| 組み方 | 取り入れやすい状況 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 同じ日にまとめる | 通える日数が限られている | 後半まで動作を保てるか |
| 別の日に分ける | 1回の時間を短くしたい | 週全体の練習量が足りているか |
| 重点種目を入れ替える | 3種目を続けながら負担を調整したい | すべての日を高負荷にしていないか |
スクワットとデッドリフトは、使う部位が重なる。名前を分けただけで回復できたことにはならない。脚や腰まわりの疲労も含めて見よう。
種目の順番は、優先したい種目と疲労から考える
「必ずこの順番」という決まりに頼るより、その日に何を練習したいかを先に決める。
苦手な動作を集中して確認したいなら、疲れる前に行う。ベンチプレスを重点的に練習したい日なら、最初に置く選択肢もある。
ただし、器具が空いていないからと、慣れていない高負荷種目を即興で加える必要はない。事前に代替を決めておき、予定を調整することも、続けるための技術だ。
BIG3でつまずく原因|重さを追う前に見直したいこと

始める手順を知っていても、実際に通い始めると気持ちが先走る。周囲の重量が気になり、「もっと頑張れば早く変われる」と思うこともある。そんなときこそ、自分の動作・回復・記録へ戻ることが大切だ。
① 他人の重量と比べて、フォームを崩してしまう
隣で自分より重いバーベルを扱っている人を見ると、ついプレートを足したくなる。しかし、その人の経験年数も体格も、自分とは違う。
❌ 隣の人に近づこうとして、予定より重くする。
✅ 前回の自分の記録を見て、今日の課題を決める。
重量だけを合わせても、積み重ねた経験までは同じにならない。比べるなら、隣の人ではなく前回の自分だ。だからこそ記録をするのが大事なんだ。
② 毎回限界まで追い込み、疲労をためてしまう
「立てないくらい追い込んだ」「翌日、階段がつらい」。強い疲労があると、しっかり鍛えた気分になりやすい。しかし、すべてのセットを限界まで行う必要はない。ACSMの最新の整理でも、毎回限界まで行う方法が成果を一貫して高めるとはされていない。
❌ 動けなくなるまで追い込み、次の練習や生活に支障を出す。
✅ 次回も動ける範囲で、負荷を積み重ねる。
疲れ切ることではなく、次のトレーニングへつなげることまで含めて1回の練習だ。
③ 種目やメニューを変え続けて、成長を追えなくなる
SNSで新しい種目を見るたび、試してみたくなる。その好奇心は悪くない。ただ、基本種目まで毎回入れ替えると、前回の課題を次へ持ち越せなくなる。
❌ 反応が気になり、毎回違うメニューに乗り換える。
✅ 軸となる種目を続け、変更するときは理由を残す。
変化を増やすほど成長するわけではない。同じ種目を続けるからこそ、何が変わったのかを比較できる。
BIG3解説動画
文章で動作を整理したら、次は動画でBIG3のフォームを確認しよう。ベンチプレスはバーを下ろす位置、スクワットは足幅としゃがむ軌道、デッドリフトは足とバーの位置や股関節の動きに注目してみてほしい。
重量の大きさよりも、構えてから動作を終え、安全に戻すまでの一連の流れを確認することが先だ。
文章と動画を行き来しながら見ると、それぞれの種目で意識するポイントを整理しやすくなる。
Leoの体験談|あれこれ試す筋トレから、BIG3で変化を実感するまで

私も、最初から目的を持ってトレーニングできていたわけではない。身体は変えたい。でも、ジムで何をどう鍛えればいいのか分からない。最初は手探りの連続だった。
① いろいろ試しても、「やった感」だけが残った
ジムに入ると、いろいろな器具が並んでいる。せっかく来たのだからと、空いているマシンを使い、また別の器具へ移る。そんなトレーニングを繰り返していた。
ひと通りやれば疲れる。「今日は結構やった」という満足感もある。
それでも、期待していたほど身体は変わらなかった。ジムには通っている。でも、何が積み上がっているのか分からない。あの頃は、まさに「やった感」だけが残る筋トレだった。
② BIG3へ絞って、トレーニングの軸ができた
そこで調べていく中で知ったのが、ベンチプレス・スクワット・デッドリフトのBIG3だった。まず、この3種目を中心に取り組むことにした。
私にとって大きかったのは、集中するものが決まったことだ。ジムへ行くたびに種目を選び直すのではなく、同じ動きを繰り返す。前回より安定したか、回数は増えたか、どこが崩れたかを見る。
何となく身体を動かす時間から、前回の自分を更新する時間へ変わっていった。
③ 重量を追って失敗し、フォームへ戻った
ただ、BIG3を始めれば一直線にうまくいったわけではない。今度は重量を増やすことに夢中になり、フォームを崩した。扱う重さは増えているのに、思ったような身体の変化につながらない。
そこで一度重量を落とし、丁寧に動かすことへ戻った。この経験から分かったのは、何をやるかを決めるだけでは足りない。どう積み上げるかまで考える必要があるということだった。
身体の変化には、食事や休息、その後のトレーニングの積み重ねも関わっている。BIG3だけですべてが変わったわけではない。
それでも、私にとって大きな転換点だったのは、何となく種目を増やす筋トレから、同じ基本を積み上げる筋トレへ変わったことだ。
いろいろ試したからこそ分かった。新しい種目を探す前に、今やっている種目を前回より少しだけ良くする。その積み重ねが、身体を変えていった。
筋トレBIG3「稼ぐ・鍛える・整える」の3軸連携

筋トレは、ジムの中だけで完結しない。仕事の予定、食事、睡眠とつながっている。男磨きラボで大切にしているのは、生活をトータルで考えることだ。鍛えるために生活を崩すのではなく、続けられる形を作っていこう。
稼ぐ|鍛える習慣が、仕事や副業の土台になる
筋トレで鍛えられるのは、身体だけではない。決めたメニューをこなし、記録を残し、前回の自分を少しずつ超えていく。その積み重ねは、継続力や自己管理の感覚にもつながっていく。
BIG3のように負荷のあるトレーニングへ継続して向き合えば、「今日は気分が乗らない」「少しきつい」と感じる日でも、自分で決めたことを実行する経験が増える。
こうした感覚は、仕事や副業にも活かしやすい。さらに、日常的に身体を動かす習慣があれば、仕事をこなしたあとに「もう何もしたくない」となる状態を減らす土台にもなる。
稼ぐ力は、知識やスキルだけで作られるものではない。動き続けるための体力と、自分をコントロールする力も、その土台になる。BIG3は、その両方を鍛える時間として使える。
鍛える|身体を鍛えることが、自信と生活全体につながる
BIG3で鍛えられるのは、筋肉だけではない。重いものに向き合い、昨日できなかったことができるようになる。扱える重量が増え、身体つきが変わってくる。その積み重ねは、「自分は変えられる」という感覚につながっていく。
胸板が厚くなり、姿勢が変わり、スタイルが整ってくれば、鏡を見る感覚も変わる。着られる服が増え、人と会うときの自信にもつながる。
さらに、きついトレーニングを継続する経験は、気分に左右されず行動する力も鍛えてくれる。身体が変わる。自信がつく。行動が変わる。生活全体が少しずつ回り始める。
筋トレの価値は、筋肉を増やすことだけではない。身体を鍛えることをきっかけに、自分自身への向き合い方まで変わっていくことにある。
整える|睡眠・食事・回復まで、身体づくりの一部になる
BIG3を継続すると、トレーニング以外の生活にも目が向くようになる。しっかり鍛えた日は、身体を休ませる必要がある。睡眠が足りなければ翌日の疲労が抜けにくく、次のトレーニングにも影響する。
だからこそ、「どうすればもっと回復できるか」と睡眠を見直すきっかけになる。
食事も同じだ。せっかくトレーニングするなら成果を最大限にしたい。そう考えると、たんぱく質だけでなく、炭水化物や脂質、食事全体のバランスにも意識が向くようになる。
トレーニング、食事、睡眠が噛み合えば、次のジムでも力を出しやすくなる。鍛えるために生活を整え、生活が整うことで、さらに身体のパフォーマンスが上がっていく。
BIG3を始めることは、3種目を覚えることだけではない。身体づくりをきっかけに、睡眠・食事・回復まで見直す入口にもなる。
ジムに通う習慣には、If-Thenプランニングも使える。「ジムへ行く日は、出勤前にバッグを玄関へ置く」など、行動のきっかけを決めておく方法だ。
| 場面 | 先に決めておくこと |
|---|---|
| 前日の夜 | ウェアと必要な物をまとめる |
| ジムに着いたとき | 予定と前回の記録を確認する |
| トレーニング後 | 結果と次回の課題を残す |
| 疲労が強い日 | 負荷を減らす、または休んで予定を調整する |
気合が入った日だけの筋トレから、生活の中で続けられる筋トレへ。整えることが、鍛えることを支えてくれる。
BIG3について、よくある質問(Q&A)
Q1 初心者でも、最初からBIG3を始めていい?
A:基本動作と器具の使い方を教わり、自分に合う負荷で始めよう。最初から3種目すべてをバーベルで行う必要はなく、動作の習得状況に合わせて段階を踏めばいい。
Q2 BIG3だけで全身を十分に鍛えられる?
A:多くの筋肉を使うが、すべての部位や動きを十分にカバーするわけではない。背中を引く種目など、目的に合わせた補助種目も組み合わせよう。
Q3 BIG3は必ず3種目すべてやるべき?
A:必須ではない。身体の状態、設備、目標に合わせて代替できるし、取り組みやすい種目から覚えていく方法もある。
Q4 BIG3の合計重量は、どれくらいを目標にすればいい?
A:初心者の最初の目標は、合計重量より、同じ動作を安定して繰り返せることだ。記録を比べる場合も、体重や経験、1回だけ挙げる重量なのか普段の練習重量なのかを区別しよう。
Q5 自宅でもBIG3はできる?
A:バーベルで行うには、ラックやセーフティ、床の条件などを整える必要がある。設備がない場合は、腕立て伏せやスクワット、適切な負荷での股関節の動作練習などから身体づくりを始められる。
Q6 BIG3で身体に痛みが出たらどうすればいい?
A:その動作を中止し、痛みを我慢して続けないこと。強い痛み、しびれ、力が入りにくい状態、続く痛みがある場合は医療機関に相談し、フォームだけが原因だと決めつけない。
参考文献
- Currier, B. S. ほか、2026年.Resistance Training Prescription for Muscle Function, Hypertrophy, and Physical Performance in Healthy Adults: An Overview of Reviews. 健康な成人の筋力トレーニングに関する研究整理。器具の種類、限界まで行う必要性、負荷や練習量の考え方。PubMed
- American College of Sports Medicine、2026年.ACSM Unveils Landmark 2026 Resistance Training Guidelines—First Update in 17 Years. 継続、個別調整、主要な筋肉を鍛える頻度についての公式解説。ACSM公式サイト
- American College of Sports Medicine、2009年.Progression Models in Resistance Training for Healthy Adults. 初心者の回数帯や段階的な負荷調整に関する旧指針。現在の解釈には2026年の更新も併用した。PubMed
- National Strength and Conditioning Association.Foundations of Fitness Programming. 種目選択、プログラム設計、動作に応じた種目の組み合わせに関する資料。NSCA公式資料
※週間メニュー、休憩時間の設定、記録表は、動作の習得と継続を考えた導入例。研究でその組み合わせの最適性が確認されたものではなく、身体の状態と回復に合わせて調整する。
まとめ|筋トレはBIG3を軸に、基本を丁寧に積み上げよう
BIG3は、ベンチプレス・スクワット・デッドリフトの3種目だ。複数の筋肉を使う基本動作を練習でき、身体づくりの軸として取り入れやすい。
始めるときは、設備とセーフティを確認し、軽い負荷で動きを覚える。重量・回数・セット数だけでなく、ウォームアップと休憩まで含めて組み立てよう。
そして、結果を記録する。同じ重さを前より安定して扱えたことも成長だ。余裕ができたら少しずつ負荷を調整し、疲労が強ければ減らす。増やすことと、整え直すことの両方が、積み上げには必要になる。
BIG3だけにすべてを任せる必要はない。目的に応じた補助種目、食事、睡眠も組み合わせる。トータルで考えながら、自分の生活に合う形へ育てていこう。
今日からできること
- まだジムに通っていないなら、まず見学や体験へ行ってみる。
- すでに通っているなら、次回はBIG3から1種目を選んで練習する。
- 終わったら、重量・回数・フォームの感覚を記録する。
- 次回は、その記録を見ながら「回数・フォーム・重量」のどれか1つを前回より良くする。
最初から完璧にやる必要はない。まず1回やる。記録する。そして、前回より少しだけ良くする。そこから、自分のBIG3を始めよう。
Leoから最後に一言
BIG3を始めたからといって、明日いきなり身体が変わるわけではない。思ったより重量が伸びない日もある。フォームが崩れて、重量を下げる日もある。疲れていて、予定どおりできない日だってある。
それでもいい。大切なのは、毎回限界を超えることではない。前回より、ほんの少しだけ良いトレーニングを積み重ねることだ。1回多くできた。同じ重量を、前よりきれいに動かせた。疲れている日に無理をせず、次につながる選択ができた。
それも全部、前進だ。
身体は、派手な1回では変わらない。何度も同じ動きを繰り返し、記録し、修正し、また挑戦する。その小さな積み重ねが、半年後、1年後の身体をつくっていく。
だから、種目を増やす前に、今の1種目をもう少し深くやってみよう。重さを増やす前に、前回より丁寧に動かしてみよう。そしてジムを出る前に、今日の記録を残そう。
昨日の自分を少しだけ超える。その積み重ねが、いつか鏡の中の自分を大きく変える。Bro、次にジムへ行ったら、まずBIG3の1種目から始めよう。
男磨きラボ代表 LeoBIG3は身体づくりの軸になる。基本動作を覚え、自分に合う負荷を記録と回復で調整しながら積み重ねよう。その取り組みを、食事と睡眠まで含めて続けていくことが、目に見える変化につながっていく。



